【優勝 はにわトーンさん ギラティナ】
【準優勝 波瑠。さん ギラティナ】
【3位 汐川さん サーナイト】
【3位 パルナさん ギラティナ】
ギラティナ完全復権となる大会でした。TOP4にはギラティナが3名、TOP8含めると合計4名のギラティナ使用者がいます。
サーナイトも2名と健闘、逆にリザードンは1名と少し数を減らす結果となりました。
そんなTOP8の中で異彩を放っているデッキが一つありました。所謂アルセウスグレンアルマと呼ばれるデッキタイプです。
【TOP8 ナリタマン選手 アルセウスグレンアルマ】
アルセウスのトリニティノヴァはポケモンVにしかエネルギーを供給できない技ですが、グレンアルマの特性ひおくりを経由することでポケモンV以外にも間接的にエネルギー加速が可能になっています。
グレンアルマexもアタッカーとして優秀で、増えたエネルギーを打点に変換するミライドンのライチュウVのような役割を担っています。
炎タイプの優秀なアタッカーであるマフォクシーVとかがやくリザードンに加え、無色3エネで起動するミュウexやルミナスエネルギーで起動するテツノカイナexも採用されており様々なアタッカーを駆使しながら戦うことができるデッキになっています。
アルセウスの特性スターバースも相変わらず強力で、ピンポイントでカードをサーチできるためカウンターキャッチャーや技マシンデヴォリューション、勇気のお守り等場面を選ぶ代わりに強力なカードが多数ピン投で採用されています。
スタジアム枠は炎タイプの特権であるマグマの滝壺が採用されており、エネルギー加速をアルセウスに依存しきっていないところも非常に良いポイントかと思います。
ポケモンVからexに時代が移ったことでアルセウスのパワーも相対的に落ちてきている印象でしたが、やはり高い安定性は健在のようです。
グレンアルマのひおくりに限らず、エネルギーをポケモンVから移すことができるギミックがあれば、アルセウスは無限のエネルギー加速の可能性を秘めたカードになるでしょう。
Eレギュのカードのスタン落ちが近づいていますがアルセウスはFレギュのためまだまだ現役です。現在は世界大会を賑わせたあの頃ほどはシェアに勢いがないアルセウスですが、ふとしたタイミングで環境に復権するかもしれません。
レギュレーションFのスタン落ちまで後1年強、アルセウスはまだまだ注目のカードとして考察を続けていく必要があるでしょう。